2009年11月4日水曜日


春のような夏のような、不思議な太陽の暖かさを感じる最近でしたが、
ここ京都もようやく11月らしい冷え込みが訪れました。
とはいっても、日中の太陽の陽射しの強さと暖かさは高原にいるかのよう。

皆様、お変わりはございませんか?
くれぐれも、お身体冷やさぬようご自愛くださいませ!
秋といえば月が美しい季節。
日本には古くから秋の月を愛でる「お月見」の風習がありますね。有名なのは旧暦8月15日の「十五夜(中秋の名月)」。十五夜の月見は、遣唐使によって中国から日本へ伝わり、風流を好んだ平安貴族の間で流行したのがはじまりといわれています。現在でも十五夜は秋の風物詩として馴染みがありますが、秋のお月見は十五夜だけではないようです。

十五夜と同じように、昔から日本で楽しまれた月には「十三夜」があります。これは、旧暦9月13日の月のこと。満月手前の少し欠けた状態は、まさに「完成されていない美しさ」をたたえているのでしょうね。
そして、主に東日本を中心に愛でられているのが、旧暦10月10日の十日夜(とおかんや)。この時期には刈り入れが終わることから、田の神様が山に帰るとされ、お祭り(収穫祭)が行われていましたが、やがて秋の月見の風習と習合したようです。
旧暦の日付を、今年のカレンダーに置き換えてみると、十五夜は10月3日(土)、十三夜は10月30日(金)、十日夜は11月26日(木)。十五夜、十三夜、十日夜の月見を「三月見」といって、三夜とも晴れて月を見ることができると縁起がいいといわれているようですよ☆

さらに今年は、1969年に人類が月に降り立ってから40周年、月にご縁のある年のようです。

秋の夜長、澄んだ夜空に煌々と輝く月を眺めながら、
宇宙の片隅の地球に一番近い天体、
かぐや姫の故郷に想いを馳せてみるのはいかがでしょうか?

0 件のコメント:

コメントを投稿