2009年9月19日土曜日

八朔


今日は旧暦の8月1日、八朔の日です。
夏の気候から秋の気候へと季節の変わり目の頃。

田んぼの稲の穂が実り始め、 稲の実りを祈願する穂掛け行事が行われたようです。

また田の実(タノミ)の節句とも呼ばれ、 普段頼りにしている親戚や主の家に 感謝の気持ちをこめて初穂を贈っていた風習があったようです。

京都の祇園などでは、 新暦の8月1日に芸妓や舞妓がお茶屋や芸事の師匠宅へあいさつ回りをするのが有名ですよね。

また八朔を境にして、 農家では収穫作業へむけて夜なべ仕事など厳しい仕事が始まり、 「八朔の涙まんじゅう」と称してぼた餅を食べる所もあったそうです。
美味しいぼた餅を食べて、自然の恵みをかみ締めながら、 さぞかしパワーアップされたことでしょう。



昔の人々の、食と生活の営みのシンプルさと合理性、
現代の私たちが見習わなければいけない点かもしれませんね。

藍の輝き、SALON D'I






この場をお借りして‥
イベントのご案内をさせていただきます☆


この度、多くの方に藍染めや麻など、 日本古来の伝統文化の新しい魅力を発見していただこうと、 9月20日から27日までの8日間、東京渋谷・南平台に 藍のショールーム、SALON D'I(サロンディ)を開催する運びとなりました。

多才な講師を集めたワークショップも開催され、24日には演奏もさせていただく予定です。


かつては日本の政治が行われていた場所、
”政”は”まつりごと”と読むくらい、
本来、”政治”と”おまつり”は切っても切り離せないものです。


三木立さんによる藍染めはもちろん、
同時開催の「麻・藍・布」展にて集まった職人さん達の
技術・素材に実際に触れられることは
本当に貴重な機会だと存じ上げます。

期間中は毎日会場にいる予定です。
もし何かのついでがございましたら、
是非お足をお運びいただけましたら幸いです!!




SALON D'I
SALON D'Iは、深い安らぎを与えてくれるインディゴ・ブルーの室内 で、ゲストのみなさまに特製のオーガニック・ティーや旬の食材を使っ たスイーツを楽しんでいただきながら、ゆったりおくつろぎいただくた めの空間です。これまで特に藍染めに興味のなかった方でも、十分楽し んでいただけることと思います。また、染めたものをただ見るだけでは 物足りないという方々にもご満足いただけるよう、藍の染料作りをはじ め、多彩なクリエイターたちによる様々なワークショップや演奏会も開 催いたします。
なお、SALON D'Iの隣で同時に開催される「麻 藍 布」のイベントには、 日本古来の麻の布作りや藍に関わる職人が全国から集い、 その技術を惜しむことなく披露してくれます。中でも、金色に 輝く日本の麻は、普段は目にすることのできない"ジャパン・ ゴールド"と呼ぶにふさわしい逸品。一見の価値があると思いま す。(→ http://www1.town.higashiagatsuma.gunma.jp/ 新着情報欄)
さわやな秋のひと時を、みなさまとご一緒できれば大変嬉しく思います。 ご来場、心よりお待ちしています。


TATZ MIKI & L'ECLAT DE JAPON

【期間】2009年9月20日(日)~9月27日(日)
【時間】午前11時~午後6時(最終日午後3時まで)
【場所】渋谷区南平台町18-20 三木武夫記念館洋間
【料金】1,000円(ドリンク、スイーツつき)
【主催】TATZ MIKI & L'ECLAT DE JAPON
【協力】マカイバリジャパン、忠兵衛、ayay new york tokyo、AJEEC
【アクセス】地図参照
*お問い合わせは、toki@gmail.com または Tel. 070-6665-0724 井原まで。 予約もできます。全10席+スタンディング、室内禁煙。

D'I workshop
SALON D'Iの主催する、才能あふれるクリエイターたちによるワークショップです。テーマはそれぞれですが、共通しているのは、純粋にモノ作りの喜びを思い出させてくれる時間であるということ。頭の中を空っぽにして、ただひたすら手や体を動かしモノ作りに取り組む時間は、子供ばかりでなく大人にとって、とても大切だということに気づかせてくれるはずです。 この秋は、ちょっとアーティストを気取って、モノを作る喜びにひたってみてはいかがでしょうか。
【内容】

9/20 (SUN) 藍建て 阿部利雄(藍の館 副館長) 11:00-
9/21 (MON) 生け花 片桐功敦(御陵流 家元) 11:00- 14:30-\12,000
9/22 (TUE) 紅茶 石井道子(マカイバリ・ジャパン総代理店) 11:00- 14:30-\2,000
9/23 (WED) ----- ----- ----- ----- ----
9/24 (THU) 笙演奏 井原季子(笙奏者) 15:00-\1,500
9/25 (FRI) 麻績み 金子貴子(忠兵衛) 11:00-14:30-\2,000
9/26 (SAT) 革細工 依田綾(ayay new york tokyo) 11:00-14:30-\8,000
9/27 (SUN) 藍建て 阿部利雄 11:00-

★お問い合わせ、お申し込みは、toki117@gmail.com またはTel.070-6665-0724 井原まで。

■TATZ MIKI (たつ みき)
ジャパンブルー・クリエイター。阿波藍の故郷、徳島県の藍住町でたまたま出会った染めたての藍の輝きに感動し、藍建てと呼ばれる天然の染料作りをひとりはじめる。以来、究極のブルーを目指し、藍を建て続ける。現在は、藍をはじめ日本古来の輝かしい文化遺産を新しい目で見つめ直し、世界へと広めるプロジェクトも進める。祖父は、徳島県選出の政治家、故三木武夫元首相。 米国コロンビア大学院SIPA卒。東京都出身。 http://indigoworld.seesaa.net/
■L'ECLAT DE JAPON (レクラドジャポン)
日本古来の輝かしい伝統文化を新たな視点で見直し、広く世界へと発信していくことを目的とする、徳島市に拠点を置く任意の市民団体。
■「麻 藍 布」 東吾妻町・藍住町・愛荘町 三町合同企画展
SALON D'Iと同時開催される、麻と藍のイベント。岩島麻保存会や月ヶ瀬奈良晒保存会など、日本古来の手法を用いた麻布作りの職人や、藍染めの技術者が一堂に集い、参加者にその技術を披露し、体験もさせてくれる。金色に輝く麻は必見。「麻 藍 布」展についてのお問い合わせは、東吾妻町教育委員会 Tel.0279-59-3370まで。 http://www1.town.higashiagatsuma.gunma.jp/

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三木家は、もともと四国の忌部氏がルーツであり、
後の藤原氏である中臣氏とともに、 国家と天皇家のために祭祀を行っていた一族です。


かつては四国剣山にて栽培される極上の麻で織った麻布を代々の天皇の荒衣(アラタエ)として献上されておられましたが、今ではそれも廃れ、貴重な技術と職人が失われつつあります。
そうした日本の大切な伝統を継承と、復権と再興とをはかるべく、 日本から世界へ、日本の素晴らしい輝きを広めていこうと、 今回のイベントを開催するに至りました。

何よりも、麻と藍の素晴らしさを実感していただければうれしく存じ上げます。




2009年9月17日木曜日

徳島より


















見事なゆずが届きました☆


とあるイベントに使用するため、


皮をむいて天日干しに。



部屋いっぱいにたちこめるさわやかな香りに身も心もリフレッシュ!

まさに太陽の香りです。















2009年9月1日火曜日

夏の忘れ物



暦ではすっかり秋!!


なのにまだまだ残暑がつづきます。




と、見つけた夏の忘れ物。