2010年3月15日月曜日

0306 Barcelona_Montserrat

香りたつように梅が咲き誇り、美しい鳥の啼き声響く今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

随分ご無沙汰してしまいましたが、"日本文化研究所 なら"の主催するツアーにて、古都トレドを中心にスペインを訪れて参りました。4泊6日という超強行スケジュール、あっという間に終わってしまいましたが、今回はそのご報告です☆
徹夜でのパッキン作業を終え、なんとか空港に辿り着き‥今回の渡航はエアフランス、パリ経由の旅でした。バルセロナ到着は夜、深夜のcheck inを済まし、翌日は唯一の観光日!!
まずは全員バスに乗って市内観光、そしていわずもがな、世界遺産アントニオ・ガウディの作品群めぐり!!


グエル公園・パトリョ邸等経て、やはりサクラダ・ファミリアは圧巻でした。内部はまだ工事中、完成予定は2026年だそうです。




皆と一緒に昼食を食べた後、午後は自由行動。私は一人でモンセラット修道院にゆくことにしました。
バスにゆられること約1時間、ぶどう畑の広がる田園風景に奇妙な岩山が現れはじめ、曲がりくねる岩山を登りきると、その断崖に寄り添うように修道院が見えてきます。ガウディの多くの作品は、この一帯の風景をイメージしたものだそうです。

くしくもこの日は晴れ渡る晴天、遥かかなたに雪をかぶったピレネー山脈が見渡せました。




モンセラット修道院の歴史は古く、880年に山の洞窟で聖母マリア像が発見され、1025年に Oliba 修道院長により新しい宗派が開かれたのが創建の起源だそうです。





スペインカトリック、ヴェネディクト派の総本山であり、現在でも敬虔な修道士達が生活を続けています。カタルーニャの象徴的存在であり、地元の人々は生涯に一度はこの聖地を訪れると言われています。ガウディをはじめ、その壮大な姿に影響を受けた芸術家は数知れません。“モンセラット” (「のこぎり山」の意)の名の通りユニークな地形を持つこの岩山は、現在でも国内外を問わず多くの芸術家のインスピレーションを刺激し続けています。ドイツの巨匠リチャード・ワーグナーは、幾度となく当地を訪れており、オペラ“パルシファル”ではその姿が舞台に登場します。その他、世界最古からの少年合唱団と音楽学校でその名を知られるモンセラット修道院には、“La Monereta”(ラ・モネレタ)と呼ばれる黒い聖母像が祀られており、カタルーニャの人々にとって、そしてキリスト教徒達にとって大変重要な聖地であるようです。

入り口にある4つの木が意味するもの

棕櫚(シュロ) 誕生
糸杉      死(聖なる地=イスラムの影響を受けたもののようです)
オリーブ    平和
月桂樹     勝利(自己への勝利・繁栄)


黒いマリア像
これは珍しく木製で出来ており、腐食しないためにハーブが塗りこめられた為、黒い色になったとされています。左腕にイエス・キリストを抱きかかえ、右手に勾玉を持ち、参拝者はこの勾玉に触れながら祈ることで、敬虔あらたかなお導きを得る、といわれています。勾玉に触れると、なんともいえない暖かいエネルギーが身体中を包み込み‥思わず涙があふれそうになりました。

今回はツアーに参加のため時間がなくゆっくりお参り出来ませんでしたが、また機会があれば訪れたい場所です。最後に、ガイドさんのご協力を得て、事務所に立ち寄り修道士の方とお話することが出来ました。とても素晴らしい経験をさせていただきました!

そしてバルセロナに戻り閉館前のピカソ美術館にぎりぎり滑り込み‥その後バルセロナ在住のテレサさんと市内散策、そして夕食を頂きました♪

ライトアップされ重厚な歴史的建造物の下では、近郊の農村から集まった方々のマーケットが開催されていました。手作りの蜂蜜・チーズ・ジャム、みんな可愛くて美味しそう!!!歴史と生活が一体となった人々の暮らし、なんとも羨ましい限りです。



その後地元・観光の方々でいっぱいのバールへ。地元の美味しいお野菜を使ったお料理が並びます。特に、特産のアーモンドを使ったロメスコソースは絶品でした!こんがりと焼いただけのあまーいカルソッツねぎにつけて頂きました。



ここバルセロナでは、昼の13時から16時まではシエスタタイム、そして夜は街中夜中までにぎわいます。ここでは不況も関係ないようですね。写真は、ご一緒くださったテレサさん☆

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