マドリッドといえば、世界3大美術館のひとつ、プラド美術館。午前中を使って鑑賞します。エル・グレコの若き時代からイタリア留学後にかけての作品の変移、そしてベラスケスの絵画に隠された謎等、見所充分の拝観となりました。
その後、マドリッドを離れて揺られること約1時間、田園風景を眺めながらバスは進みます。次第に見えてくるタホ川に挟まれた砦のような街がトレドです。「スペインの歴史はトレドから始まる」といわれるように、植民地を拡大していった中世スペインの黄金期の首都であり、1561年フェリペ2世がマドリッドへ遷都するまで栄華を極めました。現代化をまぬがれ、古代ローマから西ゴート王国、後ウマイヤ朝、スペイン黄金時代といった2千年紀にわたる文明の痕跡を残していること、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教による異文化の混合がムデハル建築に示されていることなどが評価され、トレド大聖堂など旧市街全域が古都トレドとしてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。そして、その古い伝統ある歴史から、奈良市と姉妹都市として提携しています。今回のメインイベント、トレド市から招待されてCCM交流センターにて行われる文化交流イベント「奈良の春をはこぶ」は、そんな背景から開催されました。
タホ川に架かる橋
市内を見渡す展望台より
このイベントの様子は、当日取材に入ったテレビクルーによりトレド市内に生中継され、翌日の新聞には一面トップで掲載されることに☆最後に居合わせた皆様とともに記念撮影、とても素敵なイベントとなりました♪
0 件のコメント:
コメントを投稿