2010年2月2日火曜日

1・31 リハーサル 

先日、日本文化研究所・なら の主催するスペイン文化交流ツアーの初リハーサルが行われました。 これは、スペインの世界遺産認定都市であるトレド市長からの招聘をうけて企画されたもの。 帝塚山大学で神楽・奈良学を研究されている勝部月子博士の先導により実現されたものです。 日本文化の誕生の地である古都から「奈良の春をはこぶ」というテーマで、日本伝統文化の唄・三味線・笙・舞踊・書の技を五感を使って堪能していただく、というのが今回の趣旨です。



場所は若草公民館、ここは聖武天皇の御陵のすぐ近く、戦国時代には大和支配の拠点となり松永久秀や明智光秀、柴田勝家や織田信長といった歴代の武将達が入城した多聞城のすぐ近くという歴史的にとても重要な地であります。(蛇足ではありますが、信長が正倉院に伝わる名香「蘭奢待」を切り取ったのはこの時であるそうです!)

年明けに顔合わせをしたものの、まだ軽い緊張感の中で、軽い意識あわせ、そしてリハーサルが始まりました。三味線の丸岡栄美さん、日本舞踊の西川麗矢さん、書の五十棲環さん、それぞれの技が披露され、その後はとても清清しい気配に包まれながら、皆の意識がさらに団結できたような…日頃から技を研鑽するために切磋琢磨されている方々のお姿を拝見することは、とても刺激になります。



今回のツアーでは、トレド市内にある新築されたばかりのCCM多目的文化センターでの公演、そして現地世界遺産にも登録されているサラマンカ大学(予定)、NARA小学校での出張授業が行われます。


素晴らしい旅となりますように☆

この素晴らしい企画にお声掛けいただいた吉田様はじめご縁のある方々に、多大なる感謝の意をこめて…

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